4月21日(土)にヒューストン国際映画祭の授賞式のため、ヒューストンまで行ってきました。ヒューストン国際映画祭とは、サンフランシスコ、ニューヨークに次ぐ、北米で三番目に古く、伝統のある映画祭です。
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞等がアメリカの映画祭としては有名ですが、これらの映画祭のメインは「商業」。ヒューストン国際映画祭は、映画祭のコンセプトが「売れる前の未来のスピルバーグと出会う映画祭」というように、インディーズ映画で世界最高峰の登竜門の一つと言える存在です。実際、過去の受賞者の名前を見ると、スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、スパイク・リー、コーエン兄弟など、映画界でその名を知らぬ者はいない巨匠がずらりと名を連ね� ��います。
観光統計が重要である理由
今回、私が授賞式に行ったのは「スキャンダル!」という短編映画がノミネートされたためでした。ショートのミュージカル映画で、Work in Progressという部門にノミネートされていました。
この「スキャンダル!」の特徴はいくつかあります。一つはミュージカル映画であること。実は、このジャンルは日本にはほとんどありません。映画祭大会会長からは「最高にクレイジーでクレバーな映画」とお褒めの言葉をいただき、会場に来ていた映画関係者からは「あの踊りが特に面白い」など、高い評価を頂きました。
不法移民は帰化した米国になることができます
もう一つの特徴は、Twitterでスタッフ、キャストなどを呼びかけ、完成に至った日本で初めての映画だということです。2010年に伊藤さんという俳優がTwitterで「映画を作りませんか?」とつぶやいたのを皮切りに、どんどんスタッフが集まり、キャストが集まりました。スタッフ、キャストだけでなく、撮影場所も当時閉館の決まっていた渋谷のシアターTSUTAYAが名乗りを上げてくれました。結果として総勢100名以上にも及ぶスタッフ、キャストが集結し、「スキャンダル!」は完成しました。われわれは、このTwitterで映画を作るプロジェクトを「TWICINE(ツイシネ)」と命名しました。
CSIの利点は何ですか
このように書くと、どんな人が集まったのだろうと思われる方もいるかもしれません。色々な人が集まりました。現役の俳優さんもいれば、その俳優さんのファンも、映画に出たい人もいました。誰もが知っているテレビドラマのディレクター、プロデューサー、映画監督、脚本家、カメラマンも集いました。私のようなマーケティング畑の人間も入りました。プロも、アマチュアも関係なく、「楽しい映画を作ろう」という旗のもと、完成まで至ったのです。
ソーシャルメディアの力がエンタテイメントに及び、海外の国際映画祭まで受賞してしまった。これは驚くべき成果だと思いますし、誇れるものだと思います。
今回の「スキャンダル!」は、関係者一人一人が何らかの力を出してくれたことで成立したプロジェクトです。ただ、多くの人が集まったからといって、簡単に出来た訳ではない部分もあります。総勢100名以上にも及びましたし、お金とは関係なく始まったプロジェクトですから、プロデューサーやディレクターにとっては、いつも以上に大変な仕事だったのかもしれません。今があるのも、関係者一人一人の力をまとめて完成に導いた彼らの力は大きかったと思います。
ヒューストン国際映画祭の結果は、プラチナアワードでした。プラチナアワードは最高賞です。つまりショート部門のグランプリに輝いたのです。これは快挙と差し支えない結果だと思います。
配給については� �これから考えていきたいと思います。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
0 件のコメント:
コメントを投稿